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若者言葉における他者評価語の類型ー造語法を中心にー

Authors
권익호北沢昭彦*
Issue Date
2012
Publisher
한국일어일문학회
Keywords
若者言葉、他者評価語、造語法、会話促進機能、隠蔽機能
Citation
일어일문학연구, v.82, no.1, pp.83 - 100
Journal Title
일어일문학연구
Volume
82
Number
1
Start Page
83
End Page
100
URI
https://scholarworks.bwise.kr/gachon/handle/2020.sw.gachon/16693
DOI
10.17003/jllak.2012.82.1.83
ISSN
1226-2552
Abstract
若者言葉は若者特有の自由な発想と豊かな造語力によって造り出される位相語である。本稿では語彙レベルでの若者言葉がいかに造られているか、またその造語にはいかなる意図があるかという2点に重点をおき調査した。その結果、以下のことがわかった。   ①語根創造は皆無であった。②省略がすべての造語法の約40%を占め、省略・転義・派生で全体の90%以上である。③省略は文や句の省略が60%以上を占め、隠語のために使われる上略は少ない。頭文字は和文がローマ字頭文字化されている。隠蔽機能を意図したものであると思われる。④派生には五段動詞、形容詞、名詞がある。動詞の派生、形容詞の派生の多くはそれぞれ語頭2拍に「る」、「い」が付けられ、日本語の語形成の法則と同一である。また名詞の派生はマイナス評価語が少なく、会話促進機能を目的とした造語であろう。 ⑤音の転化は、音の配列を逆にする造語法、母音融合、促音添加が使われている。⑥混淆、語呂合わせ、借用は非常に生産性の低い造語法である。借用は、すべて反社会的集団語からの借用語であり、外国語からの借用語は採集できなかった。⑦造語の総体として、隠蔽目的で造られた他者マイナス評価語が多く、他者批判を楽しみながらも、相手を傷つけたくないといった若者心理を反映している。若者言葉の造語は、日本語の語形成の法則によって行われていることがわかったが、より広範な資料による検証が必要であろう。
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