사사키 고메이(佐々木高明)의 일본문화 기원론 -‘문화전파’와 ‘민족이동’의 관점에서 -佐々木高明の日本文化起源論 -文化伝播と民族移動の観点から-
- Other Titles
- 佐々木高明の日本文化起源論 -文化伝播と民族移動の観点から-
- Authors
- 세키네히데유키
- Issue Date
- 2012
- Publisher
- 동아시아일본학회
- Keywords
- 佐々木高明、民族文化起源論、日本文化、文化伝播、民族移動; Komei Sasaki; ethnogenesis; Japanese culture; cultural diffusion; migration
- Citation
- 일본문화연구, no.44, pp.411 - 433
- Journal Title
- 일본문화연구
- Number
- 44
- Start Page
- 411
- End Page
- 433
- URI
- https://scholarworks.bwise.kr/gachon/handle/2020.sw.gachon/17043
- DOI
- 10.18075/jcs..44.201210.411
- ISSN
- 1229-4918
- Abstract
- 明治以後、日本文化の起源論に関してはさまざまな説が掲げられてきたが、日本とアジアの諸地域の系統関係を認める場合でも、「文化伝播」のみを認める視角と外部民族の血縁関係を予想させる「民族移動」を前提とする視角の間には認識上の差がある。佐々木高明は戦後の学界で長期にわたり日本文化の起源論の主導的な役割を演じてきたが、初期の彼は民族移動を認める立場をとっていなかった。その理由として、まず彼の基調とする生態学自体が、民族移動という人為的な契機を考慮しない属性をもっていなかったことをあげることができる。もう一つは「同化」を国是とした帝国主義への反動としての単一民族パラダイムの隆盛をあげることができる。佐々木は日本がアジアからの孤立することを憂慮し、照葉樹林文化の「文化伝播」を媒介に日本と東南アジアの文化的系統関係を浮彫りにしたが、血縁関係を予想させる「民族移動」を提唱するまでには至らなかった。ところが、90年代に入ると彼は「民族移動」を受け入れる立場から学説を唱えるようになる。その背景として、まず自然人類学がアジアの諸民族と日本人の血縁的系統関係のタブーを科学的に払拭したことがあげられる。また、地球規模における多文化現象も「民族移動」を認めやすくした契機としてあげられる。民族・国家・文明の対立問題が発生している今日、共存を認める協調と調和のパラダイムが要請されているが、佐々木はそこに多様性を育んできた日本文化の可能性を見いだしている。もし、佐々木の日本文化起源論に内在する協調と調和のパラダイムが定着するなら、それは「民族移動」を前提とする系統研究に順機能として作用するであろう。
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