매일신보와 경성일보의 괴담연구

Abstract

本稿では植民地期の日本と朝鮮間における怪談の交渉関係を検討している。当時、朝鮮語新聞『毎日申報』に1927年8月9日から23回にわたって連載された「怪談」は、同時期『京城日報』に掲載された「怪聞録」と、わずか一週間の差で発表された。この二紙面の怪談は同じ趣旨で企画された納涼読み物で、そこには植民地における在朝日本人の朝鮮伝説への関心と、朝鮮人の自国民譚･伝説への関心が同時に現れている。「夏には怪談」という日本独自の納涼文化、「怪談とは怖い話だ」という怪談のジャンル意識は、日帝機関新聞『京城日報』の「朝鮮の伝説募集」や、「伝説の都、町の怪談」「怪聞録」を経て、さらに姉妹紙『毎日申報』の怪談から民衆に発信されていった。在朝日本人知識層が精力的に蒐集調査した朝鮮民譚、伝説は異国の新文化発見であると同時に「内鮮融和」を見据えた植民者たちの研究対象であった。しかし1920年代の朝鮮知識人にとって朝鮮の伝説･野談蒐集は自国再発見を意味し、『東亜日報』では1927年の夏から年末まで「伝説の朝鮮」シリーズを69回発信していた。同じ朝鮮の伝説が日帝機関誌の中では日本人の文化意識によって枠づけられ、怪談と朝鮮伝説が紙面を通して融合し朝鮮民衆に新文化を伝達した。当時の朝鮮におけるこうした文化的断面が1927年における二つの新聞怪談に表象されていることがわかった。