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SPOT得点差からみた心理的3欲求が動機づけに及ぼす影響

Authors
Yoko Tanaka
Issue Date
2012
Publisher
한국일본언어문화학회
Keywords
SPOT; 動機づけ; 内発的動機づけ; 心理的3欲求; 韓国人大学生
Citation
일본언어문화, no.22, pp.131 - 148
Journal Title
일본언어문화
Number
22
Start Page
131
End Page
148
URI
https://scholarworks.bwise.kr/hongik/handle/2020.sw.hongik/19367
DOI
10.17314/jjlc.2012..22.007
ISSN
1598-9585
Abstract
本稿は、韓国の4年制大学の教養課程で日本語を学習する韓国人大学生のSPOT得点の違いによる動機づけの変化を明らかにすることを目的とし、調査、検討を行ったものである。具体的には、1)SPOT得点による動機づけの違い、2)動機促進に影響を与えた心理的3欲求の特定、3)上達の要因として学習者が考えている授業活動、の3点について分析を行った。質問紙は、自己決定理論を基盤とした29項目を作成し、7件法で測定を行った。その結果、学習前は、長期群と中期群は、同一視調整、内発的動機づけ、自律性への欲求、有能性への欲求が高くほぼ一定の似通った特性を示していた。しかし、関係性への認識のみ学期初期には、長期群が中期群よりも肯定的なイメージをもっていた。短期群は、3欲求が長期群、中期群よりも低かった。1学期間の学習を経ることにより、長期群の学習者は典型的な外発的動機づけが減少したが、内発的動機づけや心理的3欲求には上昇はみられなかった。一方、中期群は外的調整と有能性以外はすべて有意な上昇がみられ、自ら意欲的に学習に取り組んでいることがわかった。短期群は外的報酬を求める傾向にあることが示唆された。内発的動機づけが有意に上昇したのは、中期群のみであった。内発的動機づけの上昇と心理的3欲求の変動をスピアマンの順位相関係数により相関を検討した結果、関係性への欲求の変動に関連がみられた。前半にグループ活動を取入れたことにより、関係性が充足され内発的動機づけの上昇に影響を与えたと考えられる。自己決定理論では、関係性は内発的動機づけの上昇において中心的ではなく副次的な役割をなすものとしている。しかし、本調査からは、文化による違いが示唆された。しかしながら、学習段階による違いも推察され、さらなる調査が必要であることがわかった。学習者が考える上達の要因としては、シャドーイングよりもグループ活動によるプレゼンテーションがあげられた。グループ活動により関係性への欲求も充足され、動機づけにもよい影響がみられることが自由記述から明らかになった。しかし、グループ活動による、どのような側面であるかについては、インタビュー調査をして明らかにする必要がある。実際の教育現場で求められることは、動機づけを高めるための教育介入を行うことであり、関係性への欲求を充足させるような活動を行い検証を重ねたい。
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