「してもらう」文の文タイプの移行について― 受益性を表さないタイプを中心に ―A Study on the Transition of the Sentence Types of ‘Sitemorau’ Sentences in Japanese: Focusing on the Types Not Indicating Beneficialness
- Other Titles
- A Study on the Transition of the Sentence Types of ‘Sitemorau’ Sentences in Japanese: Focusing on the Types Not Indicating Beneficialness
- Authors
- 권승림
- Issue Date
- Aug-2023
- Publisher
- 한국일어교육학회
- Keywords
- sitemorau-sentence; transition of sentence type; narrative sentence; optative sentence; hortative sentence; 「してもらう」文; 文タイプの移行; ものがたり文; まちのぞみ文; さそいかけ文
- Citation
- 일본어교육연구, no.64, pp.39 - 51
- Journal Title
- 일본어교육연구
- Number
- 64
- Start Page
- 39
- End Page
- 51
- URI
- https://scholarworks.bwise.kr/ssu/handle/2018.sw.ssu/44458
- DOI
- 10.21808/KJJE.64.04
- ISSN
- 1598-4311
- Abstract
- 本稿は受益性を表さない「してもらう」文を対象に、文タイプの移行関係について記述したものである。<ものがたり文>の「してもらう文」は、聞き手への働きかけ性が認められると<まちのぞみ文>、さらに<さそいかけ文>への移行が頻繁に起こるのである。 分析対象と文タイプの移行関係を示すと次のとおりである。
[1]「してもらおう」タイプ:<さそいかけ文>へ移行 [2]「してもらいたい」タイプ:<まちのぞみ文>から<さそいかけ文>へ移行 [3]「してもらってもいい」タイプ:<ものがたり文>から<さそいかけ文>へ移行 [4]「してもらっては困る/してもらわないと困る」タイプ:<ものがたり文>から<さそいかけ文>へ移行 [5]「してもらわないといけない」タイプ:<ものがたり文>から<さそいかけ文>へ移行
[1]タイプは動詞の意志形で聞き手への働きかけを表す場合である。[2]タイプは「たい」形が後接するので、それ自体<まちのぞみ文>であるが、聞き手への働きかけを表すことができる。[3]から[5]タイプは当為的モダリティ形式と共起し、基本的には<ものがたり文>であるが、<さそいかけ文>への移行が見られる。[2]の場合、否定形あるいは過去形になると、文タイプの移行が行われないことがある。[4]と[5]タイプのうち後方省略タイプは、<まちのぞみ文>または<さそいかけ文>への移行が行われやすくなる。
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