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「라쇼몬」에 나타난 ‘문(門)’의 시대적 변용 과정 -아쿠타가와의「라쇼몬」과 구로사와의 <라쇼몬>을 비교 중심으로-Gate's Historical Changes process in <Ra-sho-mon>

Other Titles
Gate's Historical Changes process in <Ra-sho-mon>
Authors
윤상현
Issue Date
2013
Publisher
한국일어일문학회
Keywords
문(gate); 문의 닫힘과 열림(gate‘ closure and opening); 중심부와 주변부 사람(People of the central and peripheral); 격리와 해체(Isolation and dissolution)
Citation
일어일문학연구, v.85, no.2, pp.309 - 325
Journal Title
일어일문학연구
Volume
85
Number
2
Start Page
309
End Page
325
URI
https://scholarworks.bwise.kr/gachon/handle/2020.sw.gachon/15715
DOI
10.17003/jllak.2013.85.2.309
ISSN
1226-2552
Abstract
羅生門は、昔から現在にいたるまで様々な象徴的な存在として伝えられてきた。実は門とは閉めるか開ける(もしくは、通路の役割)という一次的な意味だけでなく、内部と外部に分けて境界を成す所から二次的な意味も含まれている。そして、門はその閉鎖的な機能によって内部の安全や平和のため、外部の侵入雨を防ぐ役割を果たしているが、場合によっては芥川の「羅生門」に現われているたように、むしろ内部の秩序維持のため社会の不適者、言わば、盗人や老人、死などのような日常世界に住む普通の人間から疎外された周辺部の人々を門の外部で隔離されることによって遮断や監禁の役割をすることもある。一方、門は開放的な機能も同時に持っていて、門の外部にいる周辺部の人々、そして、彼らの非日常性が内部へ入り込むことによって、境界の内部と外部が解体してしまうこともある。黒沢の<羅生門>で現われている普通の人間がー行う罪悪や死は、直ちに日常の世界における非日常化(もしくは、非日常世界の日常化)になっていくとともに、中心部の人々(普通の人間)と周辺部の人々(不適者の人間)が混在されていく様相が現われている。ただ、このような無秩序な世界は映画の最後の部分に登場する赤ん坊によってヒューマニズム(人間性)の回帰、もっと詳しく言えば、解体された非日常から日常の世界へ回帰、門が閉められた世界を暗示しながら幕を閉じている。従って、羅生門は、時には鬼が棲んでいる場所か、都市内部の秩序や安全のため隔離された境界の空間であり、それとも、現在には日常の空間で解体され、変容されていくのがうかがえる。これは門が閉めるか開けるかという本来の機能だけでなく、ひいては、時代の流れに合わせて(門の象徴的な意味もまた固定されたのではなく、流動的に変容されているのがわかる。
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