1910년대 朝鮮総督府의 인사정책 -조선총독부試補를 중심으로-1910年代朝鮮総督府の人事政策 -朝鮮總督府試補を中心に-
- Other Titles
- 1910年代朝鮮総督府の人事政策 -朝鮮總督府試補を中心に-
- Authors
- 이형식
- Issue Date
- 2012
- Publisher
- 한일군사문화학회
- Keywords
- 時補、朝鮮総督府、寺内正毅、文官高等試験、綜合行政権、生え抜き官僚
- Citation
- 한일군사문화연구, v.13, pp.203 - 225
- Journal Title
- 한일군사문화연구
- Volume
- 13
- Start Page
- 203
- End Page
- 225
- URI
- https://scholarworks.bwise.kr/gachon/handle/2020.sw.gachon/16854
- ISSN
- 1598-8732
- Abstract
- 寺内朝鮮総督は総督府官僚を本国から採用せず、朝鮮内で養成し補充する方針をとり、その官僚養成システムとして試補制度を導入した。試補はその殆どが、内務部、度支部、総督官房、警務総監部など、総督府内の中央部署を周遊しつつ、そこで、統監府以来の「生え抜き官僚」の指導を受けながら、官僚として必要な綜合行政能力を身に付け、事務官に任命されていた。高文合格者が朝鮮を選ぶ理由が各々で一概にはいえないが、まず古庄逸夫、鷲尾弘準)、萩原彦三を除いて高文成績は優秀ではない者が多かったが、だが、台湾総督府に比べると、一九一二年度から平均的に高文試験の成績がいい者が朝鮮を志願する傾向が強くなった。内地から近い距離、気候、衛生の面が考慮されたのであろう。次に古庄逸夫の例で見られるように、加俸や宿舎料の支給など経済的な優遇は高文合格者にとっては非人気官庁への吸引力として働いていたようだ。第三に一見朝鮮と全く関係のないように見える者も、朝鮮で勤務している郷土の先輩や姻戚の勧めが彼らの朝鮮行きに少なくない影響を及ぼしていた。最後に、東京帝大教授で高文の試験委員だった松本烝治や三潴信三は朝鮮総督府ともパイプを持っていて、朝鮮総督府採用に影響を与えた。要するに高文合格者にとって朝鮮総督府は非人気官庁であったが、経済的にいい待遇は魅力的であって松本東大教授の推薦や朝鮮在住の知人や姻戚の勧めに朝鮮を選んだとみても大きな間違いはないだろう。内地とは超然とした植民地経営を試みる寺内の庇護の下で、ゼネラリストとして成長した彼らの過半数以上は朝鮮で官僚生活を終え、内地官僚とは違うキャリア・パスを歩んだ。彼らは自らを朝鮮通として自認し、内地官僚とは異なる独自の官僚意識を培った。
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