Detailed Information

Cited 0 time in webofscience Cited 0 time in scopus
Metadata Downloads

태평양전쟁시기 제국일본의 군신만들기 -『매일신보』의 조선인특공대(‘神鷲’) 보도를 중심으로-太平洋戦争時期における帝国日本の軍神作り -『毎日新報』の朝鮮人特攻隊(‘神鷲’)報道を中心に-

Other Titles
太平洋戦争時期における帝国日本の軍神作り -『毎日新報』の朝鮮人特攻隊(‘神鷲’)報道を中心に-
Authors
이형식
Issue Date
2012
Publisher
단국대학교 일본연구소
Keywords
카미카제특공대; 매일신보; 마쓰이 히데요; 한정실; 구군신; Kamikaze; Mailshinbun; Matsui Hideo; Han Jeong-sil; nine war hero
Citation
日本學硏究, v.37, pp.193 - 217
Journal Title
日本學硏究
Volume
37
Start Page
193
End Page
217
URI
https://scholarworks.bwise.kr/gachon/handle/2020.sw.gachon/17069
ISSN
1598-737X
Abstract
本論文は、第二次世界大戦末期における朝鮮人特攻隊を事例として、戦争継続のために朝鮮人の人的資源と物的資源が動員され、収奪されたことを論じる。侵略戦争が拡大するに従い、植民地朝鮮でも戦争英雄あるいは自殺肉弾攻撃で戦死する軍神が登場した。この事実は注目に値する。なぜなら、動員された朝鮮人の実際の内面とは別に、象徴化の過程からは朝鮮総督府・朝鮮軍の意図を知ることができるからである。動員の目的とは、すなわち朝鮮人特攻隊兵士を帝国日本と天皇のために命を捧げたものとして、戦争英雄や軍神として敬うことで、その他の朝鮮に住む国民全てを戦争へ協力させることにあった。レイテ湾戦闘における朝鮮人神風特別攻撃隊の戦死者である松井秀雄を顕彰するために朝鮮総督府と朝鮮軍は文人、知識人、芸術家、青少年、子供、在満朝鮮人、在日朝鮮人などを総動員した。『毎日新報』も松井の戦死を連日取り上げ、松井の尽忠精神にならって志願兵支援、女子挺身隊支援、糧穀供出、貯蓄目標達成、増産へまい進するように促した。だが、松井は戦死してわずか3日後に特別な準備もなく軍神としてあがめられたために、その死は実際にはあまりにも平凡で、ともすると若い青年を死に追いやったに過ぎないという批判を招きかねないものだった。拙速の軍神化からは、沖縄上陸作戦で本土決戦を控えている帝国日本としては朝鮮でもより模範的で皇軍としても模範的な軍神を作り出さなければならなかったという事情がうかがえる。韓鼎実(清原鼎実)は陸軍少年飛行隊で航空総監賞と軍司令官賞を受賞するほど優秀な成績で卒業した。また彼は皇国臣民、内鮮一体を内面化した人物でもあった。『毎日新報』に公開された清原の日記は、日本語常用を実践されている。その内容からは、日本の息子であることを誇り、天皇と帝国日本のために大きな艦船を撃墜させることを誓う皇国臣民の姿を見ることができる。また、清原は、九軍神と朝鮮総督の息子として特攻隊に参加した阿部信弘の戦功に深く感銘し、帝国日本のために自殺攻撃を拒まない軍国青年の姿を表象している。沖縄が陥落してドイツが降参するなど、戦況がより一層悪化して本土決戦を目前に控えている状況で、帝国日本は朝鮮青年たちを露骨に自殺特攻隊へ追い込むために神風特功後続隊総本部朝鮮支部を設置した。皇国臣民、内鮮一体を内面化して帝国日本と運命をともにする数多くの第2、第3の清原達が切望されていたのである。
Files in This Item
There are no files associated with this item.
Appears in
Collections
ETC > 1. Journal Articles

qrcode

Items in ScholarWorks are protected by copyright, with all rights reserved, unless otherwise indicated.

Altmetrics

Total Views & Downloads

BROWSE