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일본인의 축구중계 시청과 내셔널 아이덴티티A Study on the Watching the Japanese Soccer Broadcast and National Identity

Other Titles
A Study on the Watching the Japanese Soccer Broadcast and National Identity
Authors
오현석
Issue Date
2012
Publisher
한국일본학회
Keywords
日常のナショナリズム; ナショナル․アイデンティティ; サッカー中継; オーディエンス
Citation
일본학보, no.91, pp.349 - 363
Journal Title
일본학보
Number
91
Start Page
349
End Page
363
URI
https://scholarworks.bwise.kr/gachon/handle/2020.sw.gachon/17342
ISSN
1225-1453
Abstract
本稿は現代社会で日本人が国家代表のサッカー中継を通じて伝達される国家/国民に関する表象について、どのように実践行為を行いながらナショナル․アイデンティティを構築していくのかを考察したものである。現代社会でのナショナリズムは、無意識的に、あるいは常識的な意識の枠組みで日常生活の中に溶け込んでいるものである。本研究ではこのようなナショナリズムを「日常のナショナリズム」と呼んでおり、その概念を中心に議論したものである。本稿は、このような「日常のナショナリズム」が国家代表のサッカー中継を通じ、ナショナリズムの無自覚的な生産․再生産に重要な役割を果していると考える。オーディエンスがサッカー中継を視聴する際は、そこに「自己」と「他者」という線引きが自明視され、自国に対するアイデンティファイが自然に行われる。本稿はこのようなメディアの条件で、視聴行為を行う日本人のオーディエンスに対する実証的な研究を試みたものである。その結果、オーディエンスの解読はナショナルな表象に対する順応的な読みのみではなく、能動的な読みも行うことが明らかになった。このような結果は、日本社会でのナショナリズムが単純に支配イデオロギーの産物ではないことを意味するだろう。つまり、国家代表のサッカー中継に対するオーディエンスの実践行為は、ナショナル․アイデンティティを構築していく行為であるが、そこで構築されるナショナル․アイデンティティが必ずしも支配イデオロギーの再生産の過程ではなく、オーディエンスの能動的な解読による構築過程も存在するということだ。
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