マイノリティに対する日本語教育 -韓国人ろう者の言語背景と日本語学習-A Study on Japanese Language Education For Minorities: Language Background and Japanese Learning of Deaf Learners
- Other Titles
- A Study on Japanese Language Education For Minorities: Language Background and Japanese Learning of Deaf Learners
- Authors
- 와카즈키사치코
- Issue Date
- 2015
- Publisher
- 한국일어교육학회
- Keywords
- ろう者、手話、日本語学習、マイノリティ、多様性; Deaf; Sign Language; Japanese language learning; minorities; diversity
- Citation
- 일본어교육연구, no.32, pp.137 - 152
- Journal Title
- 일본어교육연구
- Number
- 32
- Start Page
- 137
- End Page
- 152
- URI
- https://scholarworks.bwise.kr/hongik/handle/2020.sw.hongik/13731
- ISSN
- 1598-4311
- Abstract
- 韓国において、教育機関に学習者として参加できるケースが限られている身体障害者を対象とした日本語 教育研究はほとんどない。本論文は、ろう者を「手話を第一言語とする人」と定義し、マイノリティに対す る、実用のためではなく自分の世界を広げるための日本語教育の可能性を論じたものである。韓国人ろう者 は第一言語として韓国手話を獲得したのち第二言語として韓国語を学ばなければならず、手話と書記言語の バイリンガルとなることを宿命づけられている1)。このような言語背景を持つ韓国人ろう者が外国語として 日本語を学習するのには、聴者以上の困難があるが、日韓手話の類似性により、日本と関わりを持ち、日本語 に関心を持つろう者は多い。本文で挙げた日本語学習経験のある2人は、インターネットを通して日本に関 する様々な情報を取得し、それをステップにして自分の世界や可能性を広げている。日本語学習がたとえ実 用に直結しなかったとしても、結果的にマイノリティの選択肢を拡大することに貢献していることがわか る。今後、ますます学習者が多様化することを念頭に置き、教育機関に属さない学習者に対してもきっかけ を与え、スキャフォールディングの機能を担っていくことが日本語教師には求められている。
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