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『足利本仮名書き法華経』의 훈독과 문체 -心空版『倭点法華経』과 비교하여-『足利本仮名書き法華経』の訓読と文体 -心空版『倭点法華経』と比較して-

Other Titles
『足利本仮名書き法華経』の訓読と文体 -心空版『倭点法華経』と比較して-
Authors
오미영
Issue Date
Dec-2012
Publisher
한국외국어대학교 일본연구소
Keywords
法華経; 足利本仮名書き法華経; 訓読; 文体; 倭点法華経
Citation
일본연구, no.54, pp.353 - 370
Journal Title
일본연구
Number
54
Start Page
353
End Page
370
URI
http://scholarworks.bwise.kr/ssu/handle/2018.sw.ssu/13210
DOI
10.15733/jast.2012..54.353
ISSN
1225-6277
Abstract
本稿は足利本仮名書き法華経(以下、本書)の訓読と文体における特徴について考察するため、倭点法華経の漢文訓読文と比較し、相違を示す用例について考察したものである。文の理解に関わる用例は9例で、そのうち3例は本書の解釈に誤謬のあるものであり、3例は長い目的語の有するもので、本書では倒置の記法を使っているが、倭点法華経は述語を最後に読んでいる例である。残りの3例も漢文を日本語に読む過程で倭点法華経は原文に準じて充実に読んでいるのに対して、本書は相対的に自由に翻訳されたものである。また構文のレベルでの相違は中止と終止が一致しない19例もある。語のレベルの用例では、本書は訓読し、倭点法華経は音読している139例にまず注目する必要がある。また助動詞の使用に相違を示す例が28例あるが、そのうち25例は本書にだけ助動詞が使用されている。これは本書のほうが、原文の意味内容を日本語として正確に伝えるために工夫していることを意味する。倭点法華経と本書は、両方とも法華経の漢文に基づいて生れたものである。しかし、倭点法華経は、漢文を理解した結果を日本語で表しても漢文の本のうえの狭いスペースに書き込むわけで、すべての漢字を和語で変えることはできない。そのため音読が相対的に多用される。またなるべく漢文の字一つ一つをなるべく落とさず讀まなければならない。これに対して本書は法華経の漢文から一段と自由である。本書に漢字を訓読した例が多く見られることも、このことを裏付けるものの一つである。しかし本書の文の構成や文内の語順は大部分法華経の原文に準じていることなど、漢文原文などの根拠なしで自由に成立した日本語の文とは区別される。以上のことから本書の文体は翻訳文の初期的な様子、あるいは直訳調の文章とも言えよう。
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College of Humanities > Department of Japanese Language & Literature > 1. Journal Articles

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