구로사와 아키라의 《거미집의 성蜘蛛巣城》고찰 : 인물조형과 플롯을 중심으로A Study on <Throne of Blood> by Akira Kurosawa: Focusing on the Character Creation and Plot
- Other Titles
- A Study on <Throne of Blood> by Akira Kurosawa: Focusing on the Character Creation and Plot
- Authors
- 이시준
- Issue Date
- Feb-2018
- Publisher
- 한국일어일문학회
- Keywords
- 구로사와 아키라; 멕베스; 셰익스피어; 거미집의 성; 스토리텔링; Akira Kurosawa; Macbeth; Shakespeare; Throne of Blood; Storytelling
- Citation
- 일어일문학연구, v.104, no.2, pp.51 - 75
- Journal Title
- 일어일문학연구
- Volume
- 104
- Number
- 2
- Start Page
- 51
- End Page
- 75
- URI
- http://scholarworks.bwise.kr/ssu/handle/2018.sw.ssu/31966
- DOI
- 10.17003/jllak.2018.104.2.51
- ISSN
- 1226-2552
- Abstract
- 本稿は、黒沢明が原作の『マクベス』をどのように改作したのかを人物造形とプロットを中心に考察したものである。まず、原作の『マクベス』は自ら悲劇を招く能動的な行為者だったのに対して、鷲津は自分の意志よりは外部の影響を受け、破局へ趣く臆病な敗北者である。一方、鷲津の妻・浅茅は、マクベス婦人の‘欲望’を受け継ぐ上に、政治のあり方をよく把握している‘理性的’で‘冷酷な’人物に改作された。シェークスピアが詩的言語で主人公を悲劇的な人物として昇華させたのに対して、黒沢は人物造形を通じてその間隔を埋めている。また、両作品の予言は主人公を迷わせて破滅に導くという点で、大同小異である。黒沢は原作の登場人物の性格と役割、そして多様な内容のプロットを省略、あるいは単純化することによって、鷲津をを取り巻く空間を制約しつつ、長い時間帯に広がっている事件間の時間差を圧縮させて、主人公の破局の過程を集中的に照明する。黒沢は‘悪’による無秩序を再建する原作の登場人物を初めから省略したり、単純化させた。このような点は無秩序が解消されて新しい秩序が具現される原作の結末を省略した理由と基底を共にする。映画は人間の欲望によって続く‘血の悪循環’のみを強調しているのである。
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Collections - College of Humanities > Department of Japanese Language & Literature > 1. Journal Articles
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