구로사와 아키라의 《조용한 결투》의 구상과 주제의식 - 전작 《주정뱅이 천사》와의 관련성을 중심으로 -

Abstract

本稿は、黒澤明監督の『静かなる決闘』(1949年)の製作意図を究明したものである。前作である『酔いどれ天使』(1948年)との比較で逆照明した本作の製作意図を要約すると以下の通りである。 第一に、三船敏郎の破格的な配役に関してであるが、このような決定の背景には『酔いどれ天使』と『静かなる決闘』の人物関係および題材が非常に類似していた点を見逃してはならないだろう。第二に、前作で監督のテーマが曖昧になった点を、次作の『静かなる決闘』を通じて補完·完成させようとした点についてである。監督は前作で「やくざの否定」というテーマを具現化しようとしたが、シナリオ作業の問題や三船の素晴らしい演技などにより、その意図が曖昧になった。そこで、次回作の『静かなる決闘』では、登場人物の性格をいわば、善と悪の中間地点である「灰色」を排除し、確実に「黒」「白」で造形し、「悪の否定」のテーマを明確に伝えていることが確認された。最後に「理性重視」のテーマについてである。監督は前作において、戦後の混沌の日本社会において日本人に必要な徳目として「理性」を重視しているが、『静かなる決闘』でもこの点を改めて強調していることが、人物造形と内容などから確認できた。