원숭이의 생간(猿の生肝)」설화의 근원설화와 한역경전의 관련화에 관한 고찰A Study on the origin of the "Monkey's Raw Liver" tales and related stories of the Chinese Buddhist canon
- Other Titles
- A Study on the origin of the "Monkey's Raw Liver" tales and related stories of the Chinese Buddhist canon
- Authors
- 이시준
- Issue Date
- Feb-2023
- Publisher
- 한국일어일문학회
- Keywords
- 설화(A folktale); 원숭이의 생간(Monkey' s Raw Liver); 변이양상(the Variation Patterns); 동아시아비교문학(East Asian comparative literature)
- Citation
- 일어일문학연구, v.124, pp.237 - 265
- Journal Title
- 일어일문학연구
- Volume
- 124
- Start Page
- 237
- End Page
- 265
- URI
- http://scholarworks.bwise.kr/ssu/handle/2018.sw.ssu/43521
- DOI
- 10.17003/jllak.2023.124.237
- ISSN
- 1226-2552
- Abstract
- 本稿は「猿の生肝」説話の根源説話と漢訳経典の関連話をめぐって、説話の伝承の諸相とその影響関係を考察したものである。インドの『本生経』には関連話が四つあって、内容的にはA「背を踏んで走る型」(57話)とB「木に肝をかける型」(208話)に大別される。続いて、インドの教訓や処世を教えるための教育書『パンチャタントラ』や仏教説話集『マハーバストゥ』にも関連話が収録されており、格言やことわざなどの文句とともに『本生経』の話が継承されながら、世俗的な教訓のため、あるいは仏教的な教理を込めて「猿の生肝」説話が展開されている。注目すべき点は、両話ともに「猿とワニの友情」、そして「妻の嫉妬」の内容を含んでおり、量的にも無視できない分量を占めているということである。筆者はこの説話をC「木に肝をかける型-友情と嫉妬-」と命名した。従来の説は、インドの「猿王本生」説話が中国の『仏本行集経』に影響を及ぼしたとしているが、「猿王本生」説話はA「背を踏んで走る型」に属し、「仏本行集経」はB「木に肝をかける型」属するもので、両説話で影響関係を認めるほどの内容上の類似性は見つからない。また、『生経』は『パンチャタントラ』や『マハーバストゥ』を受け継ぐC「木に肝をかける型-友情と嫉妬-」に属しており、『六度集経』·『仏本行集経』はB「木に肝をかける型」に属する。従来の、全体的な内容の構成を考慮せずに登場動物の共通点だけに注目し、『六度集経』·『生経』を同じ系統とし、これらと『仏本行集経』とを異なる系統であるとした説は再考の必要があるだろう。
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