日本 南北朝時代 千字文 訓讀 硏究 -内閣文庫『千字文古注』(漢8663/別49-5)를 중심으로-A Study of Kundoku of Senjimon in the Nanboku-chō period -Focusing on Senjimonkochū(漢8663/別49-5) in Naikakubunko, Tōkyō-
- Other Titles
- A Study of Kundoku of Senjimon in the Nanboku-chō period -Focusing on Senjimonkochū(漢8663/別49-5) in Naikakubunko, Tōkyō-
- Authors
- 오미영
- Issue Date
- Nov-2016
- Publisher
- 한국일어일문학회
- Keywords
- Senjimon; Senjimonkochu; Gloss; Glossed text; Glossed reading of Chinese text; 千字文; 『千字文古注』; 訓點; 訓點 本; 漢文訓讀
- Citation
- 일어일문학연구, v.99, no.1, pp.145 - 164
- Journal Title
- 일어일문학연구
- Volume
- 99
- Number
- 1
- Start Page
- 145
- End Page
- 164
- URI
- http://scholarworks.bwise.kr/ssu/handle/2018.sw.ssu/8399
- ISSN
- 1226-2552
- Abstract
- 本稿は、拙稿(2014A)以来の日本の千字文訓読に関する研究の一環として、 日本國立公文書館內閣文庫蔵訓点本『千字文古注』(漢8663/別49-5)を対象に、 南北朝時代の千字文訓讀について考察したものである。考察は、千字文テキ ストの系統に関するものと訓点及び訓読に関するものの二つの柱で行った。 前者の考察では、まず、李暹の序文の有無および李暹の注釈内容の相違に よって日本の千字文テキストを分類し、<上野本><東大本․古活字板><谷村 本><旧刊本(東洋文庫本․内閣文庫本)>のように系統づけられることを確認し た。さらに、千字文における避諱字の考察を加え、上記の分類の妥当性を再確認した。 後者の考察では、まず、内閣文庫本の加点状況を観察し、内閣文庫本の訓 点本としての性格は、ある底本の訓点を移点したものではなく、個人的な学 習の結果を加点したものであると判断した。次に、東洋文庫本の訓読と比較 した結果、対象部分の少なさにも関わらず少なくない相違が確認された。これは南北朝時代の千字文訓読がまだ定まっていなかったことを示すものであると同時に、論語のような経典ではなく、入門書である千字文の書物の性格 から、千字文には自由な訓読が許されていたことを示すものと考えられる。 最後に、上野本と東大本との間に訓読の相違を示す個所を対象に、内閣文庫 本の訓読を比較してみた結果、語順の用例は拙稿(2015A)の谷村本の場合と同 様、東大本と同じ語順であるものが多かった。しかし、自立語の場合は、上 野本を承け継いでいる比率がはるかに高くなっただけでなく、上野本や東大 本のどちらとも一致しない訓読の例も2倍以上に上っている。また、内閣文庫 本では、聯綿詞ではない場合でも漢字二字を日本語一語として訓読した例が 多く見られる。以上の考察から、内閣文庫本の訓読は、先行の上野本の訓読 を修正及び補充しているとは言いがたく、日本南北朝時代の千字文訓読は、 加点者独自の、自由な訓読の模索が可能であったと言えそうである。
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Collections - College of Humanities > Department of Japanese Language & Literature > 1. Journal Articles
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