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一九의 『東海道中膝栗毛』에 보이는 가능동사에 관한 일고찰 - 三馬의 滑稽本과 비교를 중심으로 -A study of modal verbs viewed through Ikku"s "Tōkaidōchuhizakurige"

Authors
김용균
Issue Date
2015
Publisher
한국일본문화학회
Keywords
一九の東海道中膝栗毛、三馬の滑稽本、可能表現、可能動詞、遲速差、傾向
Citation
日本文化學報, no.66, pp 29 - 46
Pages
18
Journal Title
日本文化學報
Number
66
Start Page
29
End Page
46
URI
https://scholarworks.bwise.kr/cau/handle/2019.sw.cau/10589
DOI
10.21481/jbunka..66.201508.29
ISSN
1226-3605
Abstract
本硏究では近世後期、特に享和~文化期(1801~1817)の日本語資料である一九の滑稽本東海道 中膝栗毛(1802~1809)における可能動詞について考察した。特に、東海道中膝栗毛に現れる可能動 詞の樣々な分析結果に基づき、比較の観点(文体と活用形、音節数、単純動詞と複合動詞、肯定表現と不 定表現)に重點を置きながら可能動詞の發達過程の中で見られる全体的な傾向とその原因についても考察した。 これと倂せて先行硏究で、同種資料であるとともに同時期の資料である三馬の滑稽本と、他種資料の上方洒落 本及び江戶洒落本に現れる全体的な傾向と比べながら檢討した。 その結果、幾つか注目に値する事実が明らかにされたかのように思う。まず先行硏究である三馬の滑稽 本と、他種資料の上方洒落本及び江戶洒落本の傾向と大略一致する事實をまとめると、次の通りである。 ① 文体的な面から見ると、会話文の変化速度は地文より速い。 ② 活用形から見ると、未然形、終止・連体形=連用形、已然形の順に進行している。 ③音節数から見ると、少音節動詞の変化速度は多音節動詞より速い。 ④ 単純動詞の変化速度は複合動詞より速い。 ⑤ 否定表現の変化速度は肯定表現より速い。 また、一九の東海道中膝栗毛を通して新たに明らかにされた事實をまとめると、次の通りである。 ⑥ 一九の東海道中膝栗毛における可能動詞の使用率は三馬の滑稽本より低い。 このような事実の中で、①②③④⑤は先行硏究の同種資料である三馬の滑稽本と、他種資料の上方洒 落本及び江戶洒落本の傾向と大體一致するということから、一方で⑥は傾向を異にするということから注目す べである。前者を通してこのような事実が單に東海道中膝栗毛のみに止まらず、日本語の變遷史的な事實 とも認められることができるということから、後者を通して同時期の同種資料であるといえども、可能動詞の發達 は一律的ではなく作者によって異なる樣相を見せるからである。要するに、このような硏究結果は當時にお ける可能動詞の發達樣相を綿密に檢討するに當たって示唆するところが少なくないと思われる。
本硏究では近世後期、特に享和~文化期(1801~1817)の日本語資料である一九の滑稽本東海道 中膝栗毛(1802~1809)における可能動詞について考察した。特に、東海道中膝栗毛に現れる可能動 詞の樣々な分析結果に基づき、比較の観点(文体と活用形、音節数、単純動詞と複合動詞、肯定表現と不 定表現)に重點を置きながら可能動詞の發達過程の中で見られる全体的な傾向とその原因についても考察した。 これと倂せて先行硏究で、同種資料であるとともに同時期の資料である三馬の滑稽本と、他種資料の上方洒落 本及び江戶洒落本に現れる全体的な傾向と比べながら檢討した。 その結果、幾つか注目に値する事実が明らかにされたかのように思う。まず先行硏究である三馬の滑稽 本と、他種資料の上方洒落本及び江戶洒落本の傾向と大略一致する事實をまとめると、次の通りである。 ① 文体的な面から見ると、会話文の変化速度は地文より速い。 ② 活用形から見ると、未然形、終止・連体形=連用形、已然形の順に進行している。 ③音節数から見ると、少音節動詞の変化速度は多音節動詞より速い。 ④ 単純動詞の変化速度は複合動詞より速い。 ⑤ 否定表現の変化速度は肯定表現より速い。 また、一九の東海道中膝栗毛を通して新たに明らかにされた事實をまとめると、次の通りである。 ⑥ 一九の東海道中膝栗毛における可能動詞の使用率は三馬の滑稽本より低い。 このような事実の中で、①②③④⑤は先行硏究の同種資料である三馬の滑稽本と、他種資料の上方洒 落本及び江戶洒落本の傾向と大體一致するということから、一方で⑥は傾向を異にするということから注目す べである。前者を通してこのような事実が單に東海道中膝栗毛のみに止まらず、日本語の變遷史的な事實 とも認められることができるということから、後者を通して同時期の同種資料であるといえども、可能動詞の發達 は一律的ではなく作者によって異なる樣相を見せるからである。要するに、このような硏究結果は當時にお ける可能動詞の發達樣相を綿密に檢討するに當たって示唆するところが少なくないと思われる。
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College of Humanities > School of Asian Languages and Cultures > 1. Journal Articles

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