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『이소로쿠조(異素六帖)』의 구성과 패러디 방법A Study on the Construction of ISOROKUZO and Parody

Authors
임찬수
Issue Date
2012
Publisher
한국일본학회
Keywords
パロディ; 唐詩選; 百人一首; 洒落本; 斷章取義
Citation
일본학보, no.93, pp 245 - 256
Pages
12
Journal Title
일본학보
Number
93
Start Page
245
End Page
256
URI
https://scholarworks.bwise.kr/cau/handle/2019.sw.cau/25800
ISSN
1225-1453
Abstract
『異素六帖』は唐詩選から漢詩の一部分と百人一首の下句をくっつけた江戸初期の洒落本である。内容は遊女や遊郭と関わるものをテーマに、パロディしたものである。パロディの方法としては四つに分類することができる。唐詩においては、戯注をつけ、元の意味とは違う内容を持たせるようにした。まずは、題材に合わせたものが挙げられる。題材は遊女と客の様々な在り方、遊郭の行事などから取ったもので、遊女に関するものが半分以上である。二番目は漢詩と百人一首の中に同一文字を利用したものである。この場合には、連想作用という修辞法によるもので、内容とは関わりがないのも多数ある。三番目は漢詩と百人一首の同一内容である。類似文句の使用、用語の対置などの手法が使われた。四番目は漢詩の内容を百人一首が受け継いだパタンである。特に漢詩の特定の単語と百人一首の一部分の文句を繋げて因果関係を図ったものである。『異素六帖』の表現の特色としては、パロディと言っても他の百人一首と比べ、内容の変更がないということである。ただ、漢詩の場合には、戯注という方法を利用するか、斷章取義というレトリックを使って意味の変化を狙い、遊郭の真面目を赤裸々に露したのである。これらの方法によって漢詩や百人一首の元の意味とは掛け離れた内容になったし、表面的な意味のみを用いて、同音の置換や遊里の言葉にすり替えるなど衒学的な遊びを見せたりする。このような流れはすでに『四書笑』『開巻一笑』のような書物にも現れているし、当時大流行の『唐詩選』を素材にした『唐詩笑』という本を出版するなど、儒学者の間に結構楽しまれた傾向が伺える。
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대학원 (일어일문학과)
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