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다자이 오사무의 『인간실격』정신분석학적 고찰

Authors
이재성조민지
Issue Date
2009
Publisher
한국일본학회
Keywords
太宰治、人間失格、憂鬱、ナルシシズム、自己破壊
Citation
일본학보, no.80, pp 145 - 156
Pages
12
Journal Title
일본학보
Number
80
Start Page
145
End Page
156
URI
https://scholarworks.bwise.kr/cau/handle/2019.sw.cau/32927
ISSN
1225-1453
Abstract
本稿では、太宰治の代表作とも言える『人間失格』に表れた「無意識の動揺」を精神分析学的接近を通して考察し、作品に表れた作家の無意識、特に隠されたナルシシズムに注目してみた。フロイトの理論を基にして登場人物の行動を分析した結果、次のような三つのことが解った。 第一、『人間失格』の主人公である大庭葉藏は、人とのコミュニケーションに極度のストレスを受けており、こうした非共有ストレスは「憂鬱」に繋がっている。 第二、表面的に表れている憂鬱の裏には「ナルシシズム」が隠されている。一見、自分を攻めているように見えても実のターゲットは決して自分ではない。このナルシシズム的な態度が、時には読者に不愉快な思いをさせる。 第三、憂鬱から派生された「自己破壊」の欲望は、内部に潜んでいる怒りが自分に向けて自らを攻撃する精神現象であり、これはナルシシズムによって作られたものである。 要するに、人間失格を主張する大庭葉藏、そして主人公の精神を支配している作家太宰治の内面には、二津背反的な心理が共存していると言える。
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College of Humanities > School of Asian Languages and Cultures > 1. Journal Articles

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