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カタカナの習および育にする意識 - 日本語習者と育者の比較を中心に -A Study on Consciousness of Katakana's Use and Choice of Letters in Writing Japanese Sentences

Authors
서윤순
Issue Date
2006
Publisher
한국일본언어문화학회
Keywords
カタカナ; 使用; 意識; 文字の選擇; 內容; 相手; 氣分
Citation
일본언어문화, no.9, pp 89 - 110
Pages
22
Journal Title
일본언어문화
Number
9
Start Page
89
End Page
110
URI
https://scholarworks.bwise.kr/cau/handle/2019.sw.cau/47037
ISSN
1598-9585
Abstract
韓國の日本語學習者が日本語を學習するに當たって、文字の種類の多さや漢字、文型など樣々な難点が存在するが、中でもカタカナは比較的早い時期から問題となり、長年學習を續けてきた學習者にとっても克服できない障害として殘っている場合が多い。カタカナの使用において、書き方は勿論、讀み方や使い方など、カタカナにははっきりと割りきれない、解消できない曖昧さのようなものが常に付きまとっている。 そこで、本稿では、日本語學習者と敎育者、そして日本語母語者に對してアンケート調査を行い、まず各々が考えるカタカナの使用範囲を確認した。その上で、更に、母語者に對して、感覺的に使われるカタカナを含め、場合による文字の選擇について調査を行った。前者は、學習者と敎育者が授業時間においてカタカナの使用についてどのように學習し、あるいは指導しているのかという相互間の相違を知るためである。また後者は、母語者がどのようなものをカタカナで表記しているのかを知ることで學習者および敎育者との相違を明らかにするためである。更に、母語者に對しては具体的にどのような場面でカタカナをよく使うのかを知るため、場面や狀況による文字の選擇について尋ねてみた。 學習者と敎育者、そして母語者間でのカタカナの機能に關する認識は、やはり「外來語」「外國の人名․地名」「擬聲語․擬態語」の順に多く、共通している点であった。また違いは、學習者はそれら以外でのカタカナの使用に關する認識は稀薄であったが、母語者の場合はその他の用途でも使用する人がある程度いた。 場合による文字の選擇に關しては、「內容」によって79.7%(552人)が、また「相手」によっては59.0%(409人)が、そして「氣分」によっては45.2%(313人)が、意識して文字を區別して使用していることが明らかになった。ほとんどの場合で、女性の方が男性よりも、その場その場に合わせて文字を選擇しており、すすんで表記を変える傾向が强いことも明らかになった。カタカナの使用に關しては、「個人的な內容(日記、メモなど)」や「親しい友人」、「氣分のいい時(嬉しい時、樂しい時など)」、「氣分の良くない時(腹の立つ時、悲しい時など)」によく使われることから、次のようなことが分かった。このように、表記を行う主体にとって特別で、他とは異るといった要素がカタカナ表記を導く原因と考えられる。 以上のように、母語者の曖昧で感覺的なカタカナの使用とその範囲について探ってきたが、本稿での結果を通して、カタカナ使用に關する不明確な部分が少しでも明らかになったのではないかと思われる。
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College of Humanities > School of Asian Languages and Cultures > 1. Journal Articles

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