イ形補助動詞「-こむ/-あう/-つく」文の統語構造open accessA Study on the Syntactic Structure of [komu/au/tuku] Auxiliary Verb Sentences in Japanese
- Other Titles
- A Study on the Syntactic Structure of [komu/au/tuku] Auxiliary Verb Sentences in Japanese
- Authors
- 박용일
- Issue Date
- Mar-2014
- Publisher
- 한국일본어문학회
- Keywords
- イ形補助動詞(i-type auxiliary; 「-こむ」文([-komu] sentence); 「-あう」文([-au] sentence); 「-つく」文([-tuku] sentence); 統語構造(syntactic structure)
- Citation
- 日本語文學, no.60, pp 15 - 33
- Pages
- 19
- Indexed
- KCI
- Journal Title
- 日本語文學
- Number
- 60
- Start Page
- 15
- End Page
- 33
- URI
- https://scholarworks.bwise.kr/erica/handle/2021.sw.erica/23341
- ISSN
- 1226-0576
2733-9297
- Abstract
- 本稿では、日本語のイ形補助動詞文のうち、「こむ」、「あう」、「つく」を補助動詞とする文の統語構造を示した。日本語のイ形補助動詞文の統語構造は一律に現れないために個々の文を具体的に考察していく必要がある。「こむ」、「あう」、「つく」文の統語構造を示すために本稿で用いた文法現象は「主語-尊敬語」一致現象と「だけ-ない」の相対的なスコープ現象である。本稿の考察結果は次のようにまとめられる。 Ⅰ.「こむ」と「あう」を補助動詞とするイ形補助動詞文は、単文構造を持つ。この構造は複文構造として生成された「こむ」、「あう」文が一定の派生過程を経て現れる統語構造であると考えられる。Ⅱ.「つく」を補助動詞とするイ形補助動詞構文は、複文構造と単文構造の両方の統語構造を持つ。これらの統語構造は「つく」文が複文構造として生成された構造を保ちつつ、一定の派生過程を得た単文構造も持っていることを示している。 本研究において特に注目すべき点は、「こむ」、「あう」、「つく」文において複文構造のみを見せる文はないということである。このような事実は、元々複文構造であったこれらの文が派生過程を経る中で、複文構造のみをそのまま維持しているものはないことを意味する。
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