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『東語初階』의 硏究open access

Authors
이강민
Issue Date
Feb-2009
Publisher
한국일본학회
Keywords
『東語初階』、開化期、日本語學習書、韓國語學習書、近代日本語
Citation
일본학보, no.78, pp 59 - 71
Pages
13
Indexed
KCI
Journal Title
일본학보
Number
78
Start Page
59
End Page
71
URI
https://scholarworks.bwise.kr/erica/handle/2021.sw.erica/41738
ISSN
1225-1453
2734-0244
Abstract
本稿は、1905年に日本で作られた韓語重刊『東語初階』の成立背景とその言語資料としての性格を考えてみようとしたものである。 調査の結果、本書は、1902年に台湾住民の日本語学習のために製作された初刊本『東語初階』を韓国語に重訳し、これを韓国人の日本語学習に資すると共に日本人の韓国語学習にも役立てるように考案し刊行したものであることが確認できた。また、本書の刊行には日本近代教育の開拓者として知られる伊沢修二が深く関与しており、今まで台湾の日本語教育に尽力したことで知られている彼が、本書を通じ、韓国の日本語教育にも関与していたことが分かった。この事実と関連し、本書の体裁は、当時の韓国語学習書類や小学読本類には見られなかった文型中心の本文構成を試みており、これは当時としては時代を先んじる先見的な日本語学習方式であったと思われる。 一方、本書の日本語には、二段動詞の一段化やハ行五段動詞の促音便化の傾向が著しく、当時の韓国語学習書に比し、比較的規範性が働いていることが見受けられる。しかし、全体としては明治後期の言語現実を反映しており、高い資料的価値を有するものと思われる。 なお、本書の韓国語には、日本語に対する翻訳や注釈として使用されている様々な韓国固有の漢字語が散見され、それなりに韓国の近代語彙史研究に貴重な情報を提供し得る性質のものであることが確認できた。
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COLLEGE OF LANGUAGES & CULTURES > DEPARTMENT OF JAPANESE STUDIES > 1. Journal Articles

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